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10月27日「白鳥事件を考える集い」

 投稿者:maro  投稿日:2012年11月 6日(火)03時08分44秒
  通報 編集済
   報告が遅くなりましたが、10月27日の「白鳥事件を考える集い」、主催者の思惑をはるかに超える参加者が集まり、大盛況でした。60人規模の会場を用意したのですが、報道関係者を含めて100人を超える方が押しかけ、他の教室から椅子を調達したり、資料を増刷りしたりで、テンヤワンヤでした。

 この投稿でその模様を詳しくお伝えするには限界があります。
 いずれ、何らかの形でインターネット上に掲載することは決まっております。また、活字にする企画も考慮中です。
 とはいえ、すぐにでも集会の内容を知りたい、という方には、以下の資料セットをお送りします。メール、葉書・手紙、電話・FAX、などでご請求ください。
【資料セット内容】
 ・集会で配布した資料(各講演のレジュメ、事件関連の新聞記事など)
 ・大石進さんの講演全文
 ・高安知彦さんへのインタビュー(小樽商大紀要「白鳥事件と北大」の抜刷り)
 


 集会の模様は、当地の新聞報道で大かなり大きく取り上げられました。『北海道新聞』『毎日新聞』の10/28付朝刊ですが、いずれも北海道版での掲載なので、道外の方の便宜のために、下に写真を貼り付けておきます。写真をクリックしていただけると、拡大版が表示されます。
 また、ネットで『毎日新聞』の記事はテキストのみですが、閲覧することができます。下記のURLをクリックしてご覧ください。

http://mainichi.jp/area/hokkaido/news/20121028ddr041040002000c.html

 集会では、4人の方の講演と若干の質疑応答がなされました。
 講演は、
(1)今西一「白鳥事件とは何か」
(2)河野民雄「白鳥事件と今後の研究課題」
(3)高安知彦「白鳥事件を顧みて」
(4)大石進「戦後政治裁判のなかの白鳥事件――個人的体験を中心として」

 今西さんと河野さんは、白鳥事件についてわかりやすく解説するとともに、事件発生60年という時代環境の変化が白鳥事件研究にどのような影響を与えているのかについても、解説されました。

 高安さんの発言は、公の場では始めてであり、会場およびマスコミ関係者の注目を引いたようです。翌日の新聞記事は、ほぼ高安講演一色でした。
 『北海道新聞』の見出し 「『つらい思いさせた』 警部尾行の高安さん講演」。
 『毎日新聞』の見出し  「有罪の元共産党員『幼稚な考えだった』」。

 圧巻は大石進さんのお話でした。目玉であった高安講演が終わった直後の登壇だったので、当初は会場全体がやや弛緩状態に支配され雑談なども多かったのですが、大石さんの話が進むにつれて、会場が緊張に包まれていくのが、司会者のわたしにもはっきりと見て取れました。
 お一人、集会の初めからブツブツ抗議らしき言葉を発していた方がいらっしゃったのですが、(後で、その方は白鳥事件対策協議会の創設メンバーの一員だとわかりました)、その方も含めて会場がシーンと静まり、最後は皆、息をのんで大石さんの話に聞き入っていました。大石さんが講演を終えて降壇された時、期せずして大きな拍手が沸き起こりました。

 大石さんの講演については、次回の投稿であらためて要約紹介します。

 「集い」のあと、北大近くのジンギスカン居酒屋「義経」で懇親会です。ジャーナリスト会議幹事の林さん(早大商学部出身で、朝日の元記者。同世代)、元HBCディレクターの皆藤健さん(早大露文出身、五木寛之と同期)と親しくなりました。

 「集い」の反響は今も続いています。新聞を読んだり、あるいは口コミからか、資料送付の依頼や問い合わせが、その後もあります。
 なにより、白鳥事件について、あらためて関心が寄せられ、語られるようになったことが最大の変化です。
 『朝日新聞』では、「北の文化」というコラムで白鳥事件を取り上げることになり、わたしに原稿依頼がきました。『毎日新聞』では、高安講演を連載ものにする企画が検討中、とのことです。いずれも、北海道版でではありますが。
 出版物では、4月の東京での研究集会の中心になり、独自の角度から白鳥事件に接近している渡部富弥さんの著作が、同時代社から年内に発刊されることになるようです。当事者の高安さんや川口孝夫さんが寄稿し、斉藤孝さんが纏める著作も近々発刊とのことです。白取祐司・北大教授による刑事訴訟法の観点からの事件と裁判へのアプローチ、またわたしたちの今回の集会の記録なども考えると、来春はちょっとした白鳥事件関連の「出版ブーム」になるかもしれません。

 語りにも変化が出てきています。わたしとけいこさん、今西さんは、この春から当年88歳になる共産党北海道委員会の元幹部の方から聞き取りを続けています。その方、「集い」にも参加されたのですが、その感想など伺いに早速けいこさんが一昨日訪問したところ、また重要な証言がありました。 要点は、
 白対協の運動を考えたのは実はわたしだ。共産党中央の見解は「分裂した一方の側がやったことで、関知しない」ということであったが、現地の北海道では村上国冶を見殺しにはできない。そこで、「白鳥事件に関する裁判を支援する」ということで、白鳥事件対策協議会(白対協)を立ち上げた。……松川事件の裁判運動の進展のなかで、白鳥事件にも関心が集まり、共産党中央にもようやく「気運」が出てきて、全国白対協の結成となった。

 白鳥事件裁判運動の初発の経緯が明らかにされた貴重な証言です。

 どうやら、タブーへの挑戦は実を結んだようです。
 イールズ闘争60周年は顕彰 commemoration の側面を強調したのですが、白鳥事件60周年は検証 verification が主テーマです。顕彰と検証の間を行きつ戻りつしながら、わたし自身の歴史認識をまな板に載せるつもりです。
 

https://picasaweb.google.com/110444632742225433181/20121020

 
 
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